2014.10.25 Saturday

2014Jシリーズ石川県一里野大会レースレポート:決勝

決勝

一年ぶりの決勝進出。なんとなくリズムを忘れてしまっていて、ちょっと焦ります。後輪のパンクは上手く処理出来ているようなので、そのままトラック搬送に積み込みます。予選を通過したことで、エリートクラス残留に必要なポイントはなんとか取れそうです。あまり気負わずに、ゴンドラに乗り込みました。

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スタート地点は少し日が傾いてきて、秋のふんわりした雰囲気です。そうはいっても、決勝を待つ選手達はそれぞれ緊張感をみなぎらせています。館兄も端から見るとそうなんでしょう。

館兄の前を、5名の選手がスタートし、スタート台に上ります。決勝のスタート間隔は1分。スタート台の上の時間が長く感じます。気負うこと無く、スタート台を飛び出せました。
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Photo by Kegani Mushi

ゲレンデ区間のリズムも上手く取れ、シングルトラックへ。一度もペダルから足を離すこと無く、檄坂区間に進入。タイヤが路面を捉えてくれているのが、ペダルを通して足の裏に伝わります。その手応えを維持したまま、シングルトラックを抜け、トラバース区間へ。

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Photo by Kegani Mushi

あれほど悩んだのが嘘のように、スムーズに抜けていきます。左へ切り返すと、パイプラインを落ちていきます。一瞬のフラット区間で、ゴール前のペダリング用にシフトアップ。トップギアの11Tに入れてから最後の斜面にチャレンジ。

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Photo by MTB FAN

ペースが上がっているのか、何度も飛び出しそうになりながら斜面を走り抜け、ゴール前のペダリング。今度はギア比も合っているので、バイクを加速することができます。急速に乳酸が溜まっていくのがわかります。ゴールラインを切った直後に、太ももの正面がオールアウト。つってしまいました。

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Photo by Masanori Terasaki

おかげでバイクを降りることが出来ず、変な形で倒れちゃいましたが、もう気持ちは大満足。久しぶりに走りきったレースでした。

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Photo by Masanori Terasaki

そしてタイムは「3分34秒505」。21位で終える事ができました。

今シーズンは、ライディングの技術やレースの取り組み方などを見直し、もう一段階上の走りを手に入れる事を目指しました。全開の富士見でその一端を掴むことが出来、今回結果を残すことが出来ました。来シーズン以降は、世界へのチャレンジを視野に入れながら、更にライディングの技術を向上したいと思っています。

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今シーズン、館兄の活動を支えていただいた皆さん、応援して下さった皆さん、それにみっちゃん有り難うございました。

協力(敬称略)
Marsh
自転車に関する全てのサポート
Yurisフレーム及び部品サポート
重力技研サスペンション及び技術サポート
Drop8 :ウエアサポート

body architectフィジカルサポート
2014.10.25 Saturday

2014Jシリーズ石川県一里野大会レースレポート:予選

10月25日(土)

レース当日の今日は試走時間が余り沢山有りません。バイクを上に搬送するトラックに1番に積み込みたいので、まだ日が昇らないウチから並べに行きました。ペンションの朝ご飯を頂いた後、お部屋でB.aメソッドを使って身体の準備をし、装備を付けていきます。外は一桁の気温ですが、暖かい室内で準備出来るのはとても有り難いです。

朝一に並べた甲斐があって、試走の一番目を確保。一本目は通しで走ることができました。でも、乗れた訳ではありません。

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Photo by MTB FAN

二本目はシングルトラックの渋滞に止められて、コース上で何分も待たされました。降りた時には、エリート以外の搬送は終了しており、涙を飲む選手も多数。エリートの館兄はもう一度上に上がることができ、急げば後二本行けたようなのですが、試走時間の後半まで待ち、コースインしました。

前には、一緒に走ろうと言ってくださった、「にゃんこ先生」の愛称で知られる三宅選手。ゲレンデ区間に入ってからは、驚かされることばかりで、オーバーペースで何度も転倒してしまい、正直なところ、その時は後ろを走らなければ良かったと思いました。

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でも、その中で気づいたリアタイヤの交換を済ませ、ぎりぎりでトラック搬送に持って行きました。が、なんと積むときにチューブレスの後輪を階段の角にヒットさせてしまい、パンク。仕方ないので、そのまま積んで貰い、早めにスタート地点に上がって修理することに決めました。

みっちゃんに報告すると、

「じゃあ、一緒に上がって工具持って下りてあげるよ」

と言ってくれたので、一緒にゴンドラで上に登りました。みっちゃんにとっては初めて見る予選のスタート地点。チームメイトのスタート風景を興味深そうにビデオに収めています。

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30秒間隔で選手が次々とスタートしていき、少し静かになってきたスタート地点で、今年成績が悪かった館兄の順番がやって回ってきました。

ビデオを撮っているみっちゃんに軽く合図する以外は、いつも通りのルーティーンでスタートゲートを飛び出します。

芝の上をずっと左に曲がりながら、加速します。気合いが入り過ぎたのか、練習より膨らんでしまいましたが、一瞬ペダリングを抜いて、向きを変え、さらに漕いで行きます。

ペダルが回りきったところで、加速をやめ、速度を殺さないようにしながら、前半のジープトラックを駆け抜けます。登り返しの進入もちょっとオーバースピードでしたが、しっかり向きを変えて登り返しへ。回転数が変わらないように一つずつ、三回シフトダウン。登り切って下りに入るときに一速シフトアップ。

ゲレンデの下りは、さっきにゃんこ先生が見せてくれた動きを意識しながら、なんとかラインに収め、杉林のシングルトラックへの進入。にゃんこ先生の後ろを走った時はオーバースピードになってしまったので、しっかりとブレーキングして左に向きを変え、シングルトラックが始まります。

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Photo by Kegani Mushi

前半は無難にこなし、斜めに落ちるセクションも入り口で止まるほど減速し、なんとかクリア。タイムドセッションから一度も乗ったまま行けなかった激坂の入り口は、にゃんこ先生のリズムを思い出す事が出来てスムーズに通過。

前輪に思い切り加重しながら激坂を落ちて行きます。

「行けた!」

喜ぶ暇もなく、多くの選手が犠牲になったゲレンデを斜めに横切るトラバース。不思議なことに行くべきポイントが見えます。だから、そこに向かってブレーキを離しました。前後輪ズルズルと滑りながらもそのポイントにたどり着き、タイヤが踏ん張ってくれます。

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Photo by Kegani Mushi

一度角度を変えて、又トラバースするのですが、

「アソコだな」

と言う場所が、今度も見えます。そこだけを見て、ブレーキを解放。もしかしたら唸り声をあげていたかも知れません。ちょっとすくみあがる程の時間の後、衝撃と共に滑り落ちるのが止まり、直ぐに、左へターン。パイプを避けながら、更に落ちて行きます。

一旦フラットな路面を走ると、右にターンして最後の斜面を駆け下ります。

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Photo by MTB FAN

コースは緩やかに曲がっているのですが、バイクはどんどん加速します。青木選手に教えてもらった加重と抜重を行いますが、リズムがどんどん遅れてしまいます。なんとかコース内に収まって下り切り、最後のペダリング。ここまでほとんど漕いでいないので、ギアが軽すぎます。慌ててシフトアップして、再度ペダリング。

「3分45秒774」

やった!4分を切れた。転ばずに走り切れたことが嬉しくて嬉しくて忘れていましたけど、ボードを見ると暫定25位。そして、このまま今シーズン初めての予選通過です。

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Pohoto by Masanori Terasaki
2014.10.24 Friday

2014Jシリーズ石川県一里野大会レースレポート:前日公式練習

昨年は前レースでの鎖骨骨折手術直後で、また悪天候だった為、参加を見合わせました。ですから、今年初めてコースを走る事になります。レースの時にだけオープンされる特設のコースのために、いわゆる地元の走り込んだ人が有利になる事も無いのですが、去年は参加者をスタート地点に運ぶ搬送が上手く行かず、あまり試走が出来なかったと聞いています。

今年もそうなる可能性が高いと聞いているので、なるべく前日の試走で数をこなそうと思っていますが、たぶん、他の参加者もそうでしょうから、なかなか上手くは行かないでしょう。

10月24日(金)

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いつものように土曜日が決勝のため、金曜日が公式練習日になっています。石川まで移動しなければならないので、金曜日の今日は、まだ多くの選手が到着していません。館兄もようやく8時頃に会場に到着し、準備を始めます。

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先ずはドライコンディションから、ウエットまでカバー出来るシュワルベのマジックマリーを前後に履いてコースイン。前半は締まったダートロードなのでいい感じでトラクションしてくれるのですが、杉林の中のシングルトラックから後半のゲレンデでは予想以上にサイドのグリップが得られず、3本目の試走からはウエット用のダーティーダンにしてみました。

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シングルトラックから先が、どうしても上手く走れず、転倒するか、押して下るかになってしまいます。リヤサスのセッティングを調整してみましたが、あまり好転しません。もしかしたらタイヤのせいかも、と思い、もう一度マジックマリーに交換してテスト。比べてみれば、ダーティーダンの方が踏ん張ってくれる感じでした。

上手く走れない状態のまま、今日最後の走行時間のタイムドセッションを迎えてしまいました。一か八かの組み合わせで前輪にダーティーダン、後輪にマジックマリーを履いて出走しました。

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確かにこの組み合わせだと、上部のゲレンデ区間はスピードが伸びてくれます。でも、杉林のシングルトラックの最後の急斜面に入るところで前輪をすくわれて転倒。逆立ちになって、バイクと気の間に挟まってしまって再スタ−トが出来ません。



その後のゲレンデを斜めに横切る区間でも、後輪が仕事をしてくれず前に進めません。

4分25秒385。で35位。このままでは予選通過は出来ません。この時点でマジックマリーを完全に諦め、明日はダーティーダン一本で行くことにしました。ピットに戻ると早速交換し、サイドブロックをカットして準備しました。

タイムドセッションでの転倒であばら骨を痛めたようですが、夜はペンション花くるみさんの夕食を楽しみ、温泉にゆっくり浸かって回復を目指しました。
2014.10.12 Sunday

2014Jシリーズ:富士見パノラマ秋レポート:決勝当日

10月12日(日):決勝当日

朝の試走が始まります。いくつかのラインを試しながら、昨日、掴みかけた身体の位置や使い方を思い出すように走ります。青木卓也選手がスクールで教えてくれた身体の使い方とバイクのコントロール方法、そしてそれを実現するためにみっちゃんが考えてくれたトレーニングメニューの成果が、半年ほどかかってやっと目の前に現れたのです。

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Photo by 信州ふぉとふぉと館

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Photo by dsk24

3本の試走を走って、ピットに戻ります。最後にもう一本、決定したコースを走って終わりにしたかったのですが、どうやら試走時間に間に合いそうに無いので、諦めました。

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予選の一時間前から徐々に準備を始めます。ローラー台に固定したバイクを漕ぎ、身体を運動モードに入れます。B.aメソッドを使って、身体をコンディショニングし出力できる状態にします。みっちゃんに手伝ってもらってハムストリングスと臀筋の連動を引き出してもらいます。

予選に向かうゴンドラから見下ろしたコースは乾いていました。

「ウイングヒルズの二の舞はしたくない。今日はドライだ。恐れずに攻めていこう」

ウイングヒルズでは、コースはドライだったのにウェットの感覚から抜け出す事ができずに、力を出し来ることが出来ませんでした。攻めの姿勢で走ることを自分に言い聞かせ、山頂駅でゴンドラを下りました。スタート地点までコースを流しながら、スピードとリズムを取り戻していきます。 

全てがシンクロしていると感じます。今シーズンで一番良い感じがしています。

スタート台の列がどんどん短くなり、前のライダーがスタートラインにつきます。ゴーグルを着け、ギアがスタートの位置に入っていることを確認します。前のライダーがスタート。

30秒後には僕のスタートです。スタート台にバイクを押して入り、バイクの方向を決めると跨がります。両側のペダルに靴の底の金具を差し込み、固定します。左手でスタート台の手すりを持ち、時間を待ちます。10秒前に最初のブザーが鳴り、5秒前からスタート出来ます。

ゆっくりと5を数えたところで、5秒前のブザー、カウントダウンが始まります。

手すりに置いていた左手をハンドルバーに戻しながら、左のペダルに体重を乗せていき、右のペダルを引き上げます。スタート台に設置されたタイマーのゲートを、前輪が押して開き、計測がスタートします。

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photo by matts

直ぐに左へターン。一速シフトアップしながら滑りやすいターンを右に倒し込んで、小さな登り返し、そして左に一気に下ります。向きが変わったところでもう一速シフトアップ。水切りを飛んで、ペダリングを入れます。軽く感じたので、もう一速シフトアップ。砂利のジープトラックを加速します。

小さなバンクに当て込んで、左へ向きを変え、立ち上がりにペダリングを入れると、僕に取っては超高速の左ターンにチャレンジ。

直線を勢いで駆け下りると、可能な限りブレーキを我慢して進入、バンクに当てに行きます。バンクの向こうはネットです。失敗すればネットに引っかかるか、その向こうの崖の下。のどから心臓が飛び出しそうになるのを我慢しながら、脚に伝わってきたバンクの衝撃にほっとして前を向きます。

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Photo by dsk24

そのスピードのまま、登り返して頂上で右に向きを変え、木の根を飛び越えながら斜面を飛び降ります。もっと速く走れそうな気がするのですが、まだ上手く行きません。斜面を駆け下りた勢いでテーブルトップジャンプにチャレンジします。

「飛んじゃダメですよ」

匠君のアドバイスが頭に浮かびます。左の斜面に後輪を当てるように飛び出し、直ぐにバイクを地面に落とします。

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Photo by Kegani Mushi

ペダリング開始。Aコースを離れゲレンデのリフトを回り込みます。

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路面に残っているタイヤ跡では無く、直線的に進入し一瞬だけタイヤ跡の轍をバンク代わりに切り返して、右に進入していきます。リズム良く左にバイクを倒し返して、あの身体の感覚通りに荷重。

「あ!」

後輪が路面を捉えてくれません。濡れた赤土の表面を、ぬるぬると滑ります。左膝のプロテクターが地面に付き、衝撃が伝わります。時間がすごく長く感じます。左の肘も接地。バイクは半回転して反対向きに止まってしまいました。

爆発してしまいそうな感情を、かろうじて抑え込み、バイクを起こし飛び乗ります。

「ここで諦めない。まだ攻める」

完全ドライでは無いことに気づきましたから、少しペースは抑えますが、でも、もう一段階プッシュ。

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Photo by 信州ふぉとふぉと館

2カ所、ミスをしましたが、いつも怖い沢越えも飛びすぎるほどのスピードで進入。

「もっと早くペダリング始められるよ」

みっちゃんのアドバイス通り、ゴール前のゲレンデを全力でペダリングしながら駆け下ります。

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「転んじゃった」

ぐちゃぐちゃの気持ちを抑えられなかったので、ゴール地点にいたみんなにそれだけ伝え、ピットに戻ります。

結果は2分35秒883。50位で予選落ち。

今後の可能性に期待がもてる手応えはあるものの、転倒が悔やまれる結果でした。ゴール前のゲレンデで見ていたみっちゃんも、タイムが10秒間違っている、と感じたくらいのスピードで走れていたそうなので、今後もトレーニングを続け、安定した速さを手に入れたいと思います。


サポートして下さる皆さん、応援して下さる皆さん、そしてみっちゃん、いつも有り難うございます。

協力(敬称略)
Yuris
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2014.10.11 Saturday

2014Jシリーズ:富士見パノラマ秋レポート:公式練習

予選に向かうゴンドラから見下ろしたコースは乾いていました。

「ウイングヒルズの二の舞はしたくない。今日はドライだ。恐れずに攻めていこう」

攻めの姿勢で走ることを、自分に言い聞かせ、山頂駅でゴンドラを下りました。

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photo by なかじ

10月11日(土):公式練習

今回の富士見のレースは月曜日が祝日の三連休なので、ダウンヒルは通常行われる土曜日ではなく、日曜日に決勝日が設けられました。公式練習日の今日は、ほぼ全日がトレーニングとなります。

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ある程度のコースの様子は昨日の夕方には確認出来ていたので、細かいラインの調整に費やしながら、試走を繰り返していきます。現在のダウンヒルレースは約3分ほどの競技時間で開催されています。富士見パノラマのコースですと、中間からスタートすることになり、山頂のゴンドラ駅からスタート地点まで半分ほど下ってくることになります。

その途中で、股関節と膝の動きと、バイクの連動に新たな感覚が伝わってきました。どうやらそれはずっと探してきていた、バイクと身体の連動が実現出来たときの感覚のようです。スムーズに進入して、加速しながら立ち上がって行きます。全てのコーナーで確実にこなせる訳ではありませんが、そのリズムが作れたときは嬉しくなるほど、スムーズにバイクが走ってくれるのです。

「これがずっと出来る様になりたい」

そんな気持ちで、バイクの手応えを探しながら試走を続けました。

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Photo by 信州ふぉとふぉと館

そして、公式練習日の最後に行われるのがタイムドセッション。エリートクラスのライダーだけに与えられた、本番と同じようにタイムを計測する一本だけのトレーニング時間です。予選と同じく、各自30秒おきにスタートするので、よほどのことが無ければ誰にも邪魔されずに、コースを通して走ることが出来るのです。

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Photo by 信州ふぉとふぉと館

そのタイムドセッションでは2分30秒378のタイムでゴール。もう少し行けそうな手応えなので、そのつもりで明日に備えます。
2014.09.27 Saturday

2014年ジャパンシリーズダウンヒル岐阜ウイングヒルズ大会・決勝日


9月27日(土)

決勝当日です。

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実は夜の2時頃、晴れの予報だったのに突然強めの雨が降り、完全にドライになると思っていた気持ちに不安がよぎりました。実はこの雨、この日に突然噴火した、御嶽山の水蒸気が噴き出した物では無いか、と言われているそうです。

そこで、急遽手に入れたマジックマリーを後輪に装着。フロントはダーティーダンカットのまま、朝の試走に向かいます。当日は試走が1時間40分しかないタイトスケジュール。一本目は身体を起こすための走りです。そう思っていたのですが、気合いが入りすぎていたのでしょうか、スタート直後のオフキャンバーの左ターンでスリップダウン。あまり気持ちの良くないスタートとなってしまいました。

タイヤの組み合わせは悪くない気がしたので、二本目、三本目と続けて走ります。三本目の時にフロントのポジションが低い気がしました。フォークが沈んでしまって、伸びてこない感じです。四本目はリアユニットのセッティングを沈みやすくして行くことにしました。

同時にフロントタイヤをセミウエットのマジックマリーに交換。この走りが思ったより良かったので、これで予選に挑もうと決め、ピットに戻ります。

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Photo by Kegani Mushi

ここで、ちょっとした事件が発生。

後輪はほぼ新品なので、そのまま行き、前輪を交換しようとしました。ところが、ふと見ると新品のタイヤはコンパウンドがDH用の柔らかい物では有りません。ここで迷ってしまいました。気づかずに組んでいれば、四本目の試走の時と同じコンパウンドのタイヤですから、たぶん全く問題なかったと思います。タラレバですが、問題ないどころかより良い結果だった可能性も否定出来ません。

ですが、迷ってしまいました。ダウンヒルがメンタルスポーツだと言われる一端でしょう。この日は、このメンタルの部分がうまく噛み合わなかったように思います。

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結局、迷った末に、路面に対して少し重いのですが、ダウンヒル用のコンパウンドのダーティーダンカットで行くことにしました。みっちゃんが用意してくれた補給食を摂り、身体の準備を行います。いつものように最終的なポジションの手応えを確認してもらい、予選に向かいます。

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スタートのギアにチェーンがかかっているのを確認すると、ゴーグルを装着しスタート台に上がります。両足の金具をペダルに固定させ、右手でステート台の手すりを持ち、タイマーを見ます。10秒前に小さくブザーが鳴り、5秒前からスタート出来ます。

ゲートを前輪で押しのけ、スタート台の傾斜を駆け下ります。朝一で転んだところを抑え気味に抜けると、第一シングルまでの堅く荒れたゲレンデ。跳ね上げられるのを抜重でいなしながら、第一シングルへのブレーキング。

「乾いてる?」

と思いながら進入。滑り難くなっていることには気づきましたが、うまくドライのペースに上げていけません。第一シングルをいったん出て直ぐに戻るセクション。昨日のタイムドセッションで転んだラインでは無く、ずっと練習していたラインを走ったのですが、ここでもブレーキを離しきれず速度が乗せられません。

「遅い!」

それを感じているのに、走りの感覚が変えられないもどかしさ。ゲレンデを横切り、再びシングル。タイトにテープを張られたターンに、直線的に進入してブレーキを離し加速させようとしますが、ここもスピードに乗せきれません。

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レストランルックの下を走り抜け、ゲレンデに飛び出します。ペダリングを入れて行きたいのですが、それも上手く行きません。去年骨折したポイントを今できる最高のスピードで走り抜け、ゴール前の急斜面に突入。グリップが良くなった路面に、フロントのダーティーダンが食い込んでしまって前に進みません。

もどかしく、ゴールラインを通過。

「3分36秒。現在暫定31位」

MCアリーさんの放送が聞こえました。予選を通過出来るのは30位まで。走り終わった時点で、予選不通過が確定なのです。
力が抜けてしまって、ゴールエリアでバイクの上にうずくまってしまいました。

昨日まで、あれだけうまく準備をして来られたのに、当日にこんなにぼろぼろになってしまうとは。レースに「もし」はありません。でも、今回ほど、もう一度走らせて欲しいと願ったレースもありません。もっと速く走れた!そう言っても仕方がないのはわかっていますが、でももっと速く走れた。悔しくって、仕方がありません。

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でも、こうやってレポートを書きながら、もっと速く走れる感覚があることに感謝の気持ちがあります。その為に出来る事は全部やろう。そう思っています。

サポートして下さる皆さん、応援して下さる皆さん、そしてみっちゃん、いつも有り難うございます。

協力(敬称略)
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2014.09.26 Friday

2014年ジャパンシリーズダウンヒル岐阜ウイングヒルズ大会・前日公式練習

昨年、決勝走行中に転倒し右鎖骨骨折を受傷した大会です。一週間前に練習したときには、そのトラウマも無く思いっきり走れたので、今年も決勝進出を目指して行きました。

9月26日(金)

神奈川での仕事を終え、ウイングヒルズ会場へ移動しました。早朝5時頃到着し、キャンピングカーの中で仮眠を取ります。7時頃には起き出して、試走の準備をしていきます。

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ピットの設営、バイクの組み立て、みっちゃんに手伝って貰いながらB.aメソッドで身体の準備。先週のトレーニングの疲労がまだうまく抜けていないような感じで、動きが渋いのです。渋い場所をみっちゃんに伝えながら、動ける身体を作り上げていきます。

今は晴れていますが、昨日まで雨模様で路面は濡れているようです。第一シングルトラックの様子が気になります。とりあえず、前にシュワルベマジックマリー、後ろにマキシスDHR兇鰺いてコースイン。

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身体の動きと、実際コーステープを張られ、ラインがどの様に変わっているかを確認しながら走ります。やはり第一シングルトラックはラインが定まらないほど濡れています。これはレースが進むにつれて大変な状況になりそうです。

二本目を走ったところで、フロントタイヤをシュワルベ:ダーティーダンのノブをカットした物に交換。乗り比べて自信を持って走れる方を探します。

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荒れ気味の第一シングルトラックを含め、フロントタイヤに自信を持って走れるようになりましたが、その分木の根などで後輪が暴れ始めます。しかも、乾き始めたゲレンデのバンクセクション出口でフロントをすくわれ転倒。

センターノブのみをカットしていたフロントのダーティーダンですが、ここで思い切ってサイドノブもカット。おかげで乾いたセクションも安定してくれるようになりました。リアのDHR兇盒気圧を1.5kg/cm2まで落としたところで、望んだ手応えが見える様になりました。

今日の最後はエリートクラスの選手のみが走行出来る、タイムドセッション。それなりに自信を持ってコースインしたのですが、試して見たラインで予想外の転倒。前日の練習をあまりいい感じで終える事ができませんでした。

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2014.08.31 Sunday

第一回乗鞍MTBエンデューロ:マスターズ40クラス優勝致しました!

第一回乗鞍MTBエンデューロ:マスターズ40クラス優勝致しました!



ようやく国内でもMTBエンデューロが始まります。これからいろんな場所で走れるようになることを期待してしまいますね。
不整脈が心配でしたが、ステージ1,2共にクラスではトップの成績で走りきることが出来、ホッとしました。

既に来年が楽しみです。
2014.08.31 Sunday

乗鞍MTBエンデューロ:決勝当日

【8月31日日曜日:決勝当日】

朝の7時過ぎに会場に到着し、先ずはみっちゃんに手伝ってもらって、B.aメソッドで身体の準備をします。不整脈で息が切れやすいので、背中が丸まらないように調整してもらいます。バイクはフロントにPOWAのマッドガードを付け後輪タイヤをシュワルベのロックレーザーに交換。実戦では初めて使いますが、今回のコースなら活躍してくれるでしょう。

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レースはチャンピオンクラスからスタート。各選手30秒ごとにステージで紹介されながら、リエゾンを開始します。リエゾンはタイム計測が行われない移動区間で、例えばスタート地点に向かう走りのことです。ステージ1のスタート時間に間に合う様に移動しなければなりませんが、通常はかなり余裕を持って設定されています。それでも間に合わなかった場合はペナルティが課せられます。

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二時間近くあとに館兄の順番がまわってきてリエゾンがスタート。かなりゆっくり走ったつもりでも早めにスタート地点に到着できました。落ち着いてきたので、ポケットに入れて来た豆乳で水分補給。なんとなく周りの参加者と会話をしたりしながら、ステージのスタートに気持ちを合わせて行きます。不整脈の事もあるし、今回は気負い過ぎない様に走るつもりです。スタートの列に並ぶ前にショッツのコーラ味を摂取しました。

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スタートの列が短くなって、前のライダーがスタート。ここでゴーグルを装着します。今回、ヘルメットはkabutoのFM-8を使用します。ハーフタイプのヘルメットなのですが、しっかりとゴーグルを受け止めてくれます。エンデューロワールドシリーズ:コロラド大会でも活躍してくれた快適なヘルメットなのです。

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チャンピオンクラスや前半の選手達は、水の溜まった路面に苦労していたようですが、走り始めてみるとそこまでひどくありません。POWAのフェンダーのおかげでゴーグルが見えなくなることもなく走れています。前半の荒れた路面はペダリングとプッシュを組み合わせて、エネルギーを残しながらスピードを維持します。中盤のコーステープのシケインでは、しっかりと減速することと、素早くペダリングに入る事を意識しながら丁寧に走ります。

後輪に履いたロックレーザーは、ちょっとだけこのセクションに不安を持っていたのですが、ブレーキングで破綻することも、加速でスリップすることもなく、さすがはEWSで多用されているタイヤでした。実はちょっと不安でEWSコロラド大会に持って行かず、後悔していたのです。

コーステープのシケインセクションを抜けると、再びジープトラック。路面も改善しているので、なるべくワイドに使いながらコーナーリングスピードを高めに維持します。転倒したそうなのですが、前の選手がどんどん近づいて来ます。ちょっと無理してるかな、と思ったのですが、ゴール前の大きな左コーナーを外から並びかけ、追い越させてもらいます。

ピットに戻って、ドキドキしていたのですが、なんとステージ1をクラストップで終える事ができました。

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みっちゃんが昼食を用意してくれます。なるべくサプリメントのお世話にならずに済むように、そして消化が良いように工夫した内容です。仕上げにはコーヒーまで淹れてくれて、ありがたい限りです。ステージ1の疲労を抜くコンディショニングを行いながら、背中側の出力を引き出してくれるようリクエストをしました。中間の登り返しセクションでハムストリングスを使って走りたかったのです。もちろん、みっちゃんはあっさりその状態に身体を仕上げてくれます。

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ステージ2のスタート地点までのリエゾンはほんのちょっと。ステージングに並ぶ前に、水分補給とショッツを摂取し、軽装でリエゾンを開始します。スタート地点には長い列が出来ています。でも、木陰で少し湿っているので気持ちが良い場所です。2ステージ目ともなると周りの人とも打ち解けてきて、会話が弾みます。レースのスタート地点にいるのに爆笑したりします。これはEWSコロラド大会でも一緒でした。そして、スタートが近づいていくと段々静かになるのです。

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ステージ2は林間の遊歩道のような締まった路面をスタートします。ペダリングを入れながら切り返し、速度を乗せます。林を抜ける寸前に、とてもタイトなターンが有り速度を失うのですが、その直後に一気に登るセクションです。

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ステージングでも宣言した通り、ドロッパーポストを一番上に上げ、シッティングでパワーを加えます。骨盤を倒し込み、胸を開き、ハンドルバーを全力で引きつけながら、臀筋とハムストリングスでペダルを前に蹴飛ばし続けます。多くの人が選んだ斜めのルートではなく、舗装路面をそのまま一気に登り切り、向きを変えると今度はスタンディングで更に加速します。筋肉を使い分けるのです。みっちゃんのコーディネーショントレーニングの成果です。

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Photo by 信州ふぉとふぉと館

一番高いところまで登り切ると、ゲレンデに作られてたMTBコースを下ります。バンクが何度も続き、段々と脚が踏ん張れなくなってきます。もうやめて〜〜!と思い始めた頃に最後のターンをまわり、それでもゴールラインに向かってもがいてしまいます。

ゴールの先には沢山の人が寝転がって、肩で息をしています。でも、新しくゴールする人がいると顔を見合わせて笑ってしまうのです。エンデューロレースの楽しさはワールドも日本も変わらないなあ、って思います。ただ、今回はここからピットまでが登り。つまり、最後のリエゾンがちょっと辛いのです。はじめから一番軽いギアを選んで、くるくる回しながらゆっくり登ります。

ピットに戻り後片付けをしながら、でも、ドキドキして結果を待ちます。

結果は40代のクラスで優勝することが出来ました。

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でも、ダウンヒルでエリートクラスを走っている館兄がエイジクラスを走ることには「ダメだよ」という声も有り、来年以降、チャンピオンクラスにエイジ表彰が出来たら良いなあなんて思ってます。40代のクラスに出ましたけど、館兄もう48歳です。歳は食ってるんですよ。

EWSコロラド大会にもマスターズ40+で出ましたけど、全然敵いません。速くてかっこいいおじさんばかりです。館兄もかっこいいおじさんになりたいモノです。

みっちゃん、いつも有り難う。

応援して下さる皆さん、有り難うございます。

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2014.08.30 Saturday

乗鞍MTBエンデューロ:前日試走

日本初開催となるMTBエンデューロの大会が、8月31日(日)に長野県乗鞍で行われました。今回は2ステージの1Dayイベントとして行われましたが、来年以降はより長い設定にしていく予定だそうです。

会場はいがやレクレーションランド。MTBコースや様々なアクティビティが行える施設です。

先ずは前日にコースの試走を行います。

【8月30日(土):前日:試走】

金曜日の仕事を頑張り過ぎて中央道に乗ったところで力尽き、サービスエリアで朝まで爆睡してしまい、会場に到着したのは11時過ぎ。でも、今回はコースも短いので、ゆっくり準備しても試走は十分出来るので、落ち着いて準備をします。

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実は、最近不整脈が頻発していて、病院で検査を受けている状態。息も切れやすいので、正直なところ走り切れるかどうかわかりません。頭を切り換えて、この身体で何処まで動けるのか試してみようというつもりで、今回はレースを走ろうと思っています。

周りの人達は既に一回か二回試走を終えているようです。コースの具合や路面状況を教えてくださいます。湿ってはいるようですが、泥はねも少なく、ドライタイヤで行けそうです。

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ようやく準備を済ませ、ステージ1に向かおうとすると、何人かの方と一緒になり、話しながら登れました。不整脈のせいで少し息が切れますが、皆さんもゆっくり登って下さるのでなんとかステージ1のスタート地点まで到着。約30分の舗装路の登りでした。

ステージ1は林道を走ります。あまり下り傾斜ではありませんが、荒れた路面をうまくいなしながらスピードに乗せる必要があります。ペダリングとプッシュをうまく組み合わせる感じです。途中はコーステープでシケインが作ってありますが、シンプルなコースです。

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Photo by 信州ふぉとふぉと館

ゴールするとそのまま舗装路を下り、ステージ2のスタート地点へ。ステージ2は遊歩道の様なトレイル、舗装の登り、MTBコースのバームの連続となかなかバリエーションに富んでいます。どちらかと言うと、こちらの方がキツそうです。ステージ2のゴールからは会場まで登りでした。これが中々キツイです。

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Photo by 信州ふぉとふぉと館

ピットに戻ってのんびりしていると黒い雲が近づきます。慌てて、試走に行きますが、途中で大粒の雨に降られてしまいました。しかし、このおかげで濡れた路面も試走出来、最終装備を決めることができたので、結果オーライです。

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宿のアルプホルンで美味しい夕食をいただき、お風呂にゆっくりつかって早めに寝ました。
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